お土産に最適 | 乃し梅
今回は、青空レストランでも紹介された「佐藤屋の乃し梅」を紹介します。
■今はなかなか取り寄せできない乃し梅(2016年2月)
青空レストランを見ていて、食べたい!!と思い、すぐにホームページから取り寄せと思ったのですが、メールの返信が来て・・・・
お問合せが大変多く来ている、関東だと送料が1,000円以上かかるなどが書いてあり、どうしようかと迷っていたら、こんな一行が。
【お近くの三越、高島屋などの百貨店の「銘菓売り場」にてお取り扱いをいただいております。】
すぐに近くの高島屋で購入しました。
食べた感想は思った以上に硬くはありませんでした。
テレビではハリボーと言っていましたが、食感は柔らかいグミみたいでした。
味は蜂蜜梅とか梅ジャムのような味です。一口食べたら口の中に梅の味がたっぷり。
日本茶と一緒に食べたい!!って思いました。
食べ終わった後は口の中はさっぱり。食べ終わった後、すぐもう一枚食べたくなってしまい、もちろん食べました(笑)
■乃し梅の歴史
乃し梅を作っている佐藤屋はなんと約200年前に創業されました。
その時代には乃し梅を作っていたお店は幾つかあったのですが、今残っている中で一番古いお店は佐藤屋だそうです。
では、乃し梅はどのようにして作られるようになったのでしょうか。
昔は乃し梅は気つけ薬として食べられておりました。
山形城主の御典医であった小林玄瑞が中国人から梅を原料とした秘薬の製法を伝授され、山形に持ち込んだものが始まりと言われております。
乃し梅は梅と砂糖と寒天しか使用していません。
昔は砂糖はかなり貴重だったためふんだんに砂糖を使用した乃し梅は高級品でした。
そんな高級品を食卓に出していたのは俳人の正岡子規です。
そのほかにも日露戦争を指揮した乃木希典将軍も乃し梅を部下に贈った記述が残っているそうです。
現在ではこの乃し梅をチョコレートとコラボレーションした「たまゆら」も販売しており、新たな乃し梅の形も作られています。
次回はたまゆらも食べてみたいですね。
お土産に最適|源吉兆庵
今回は果実の女王と呼ばれているマスカットオブアレキサンドリアを使用している「陸乃宝珠」をご紹介します。
■陸乃宝珠
果実の女王と呼ばれているマスカットオブアレキサンドリアを贅沢にも一粒まるまる求肥に包んだ和菓子です。
周りは求肥に包まれており、その求肥には砂糖がまぶしています。
口に含むと、噛んだだけでもわかるジューシーさ。
求肥についている砂糖の甘さとマスカットの酸味が絶妙にマッチして上品な味になります。
求肥は薄いのでパンパンに張ったマスカットの皮の食感も感じられます。
見ても食べても一粒一粒大事に作られている和菓子なのがわかります。
※先日「嵐にしやがれ」の中で取り上げられた「ひとつぶのマスカット」とは似てはいますが、違う商品です。
■マスカットオブアレキサンドリア
実はこのマスカットオブアレキサンドリアは紀元前からエジプトを中心に栽培された非常に古い品種です。かの有名なクレオパトラがとても好んでいたことから果実の女王と呼ばれるようになりました。
ではなぜクレオパトラと呼ばれるのではなく、アレキサンドリアと呼ばれているのでしょうか。その答えはアレキサンドリア港から世界中に輸出されたからです。現在では各地に輸出されていますが、日本では岡山を中心に生産が行われています。
栽培のされ方は普通と違い面積に対して、房の数を極限まで減らし1房1房に養分が十分行き渡るように育てられています。
そのような育て方をしているので、他のものとは似ても似つかない甘さと香りがあります。
しかしこのマスカットオブアレキサンドリアも年々生産りょうが減少していますので、今のうちに召し上がってください。
■源吉兆庵
1947年に創業され、約70年の歴史を誇る源吉兆庵。
もともとは岡山で創業されましたが、銀座や鎌倉でも店舗をかまえ、今ではニューヨークやシンガポール、ロンドンでも販売を行っております。
人気の「果実の菓子 自然シリーズ」では五感をとおして季節や歳事を感じて欲しいと思い、作っています。昔ながらの和菓子の概念も持ちつつ、時代に合わせた新しい和菓子を作り出すという新しい感性も持ち合わせたお店となっております。
■お取り寄せ
ご褒美にちょっと贅沢してみませんか?
陸乃宝珠 8個入 価格:2268円(税込、送料別) |
うんちくを語るには|マカロン
今回はコロっとかわいいマカロンの歴史のご紹介です。
■マカロンはイタリア発祥!?
みなさんマカロンと言ったらラデュレやピエール・エルメ・パリなどを思い出し、フランスを想像すると思いますが、実はイタリア発祥だと知っていましたか??
実は16世紀にイタリアのフィレンチェのメディチ家カトリーヌ・ド・メディシス姫がアンリ2世に嫁いだ際に菓子職人や料理人を引き連れて嫁いだことによってフランスにマカロンが渡ったと言われています。
そこからフランス全土に知れ渡り、いつの間にかマカロン=フランスというイメージになってしまいました。
■マカロンのレシピは250種類以上!?
実はこのマカロンレシピも250種類以上もあるらしいです。
みなさんがよく知っている表面がつるっとしていて、ピエと呼ばれる足がついたもの、これは「マカロン・パリジェンヌ(マカロン・リス)」と呼ばれます(リスとはフランス語でスベスベしたという意味)。
フランス全土に知れ渡るときいろいろ形を変えて広まったようです。
では他にはどんなマカロンがあるのでしょうか?
・マカロン・ド・ナンシー
ロレーヌ地方で作られたメレンゲを使用しない、表面がひび割れたマカロン。
修道院で修道院長の胃に負担をかけないお菓子として修道女たちが作っていたお菓子でした。
18世紀に修道院が迫害を受けた際に、ナンシーにあるアシュ通りにかくまってもらったお礼に作り、それが広まったそうです。
・マカロン・ダミアン
北フランスピカルディー地方のアミアンで作られているマカロン。
はちみつを加え、一晩置き、一度棒状にしてものを1cmの厚さに切って焼いたものです。
・マカロン・ド・モンモリオン
ポワトゥー地方のモンモリオンで作られているマカロン。
形は王冠上で卵白と砂糖がやや多め。香ばしくてややねっちりと柔らかめです。
・マカロン・ド・サン・テミリオン
ボルドー地方で作られているマカロン。
形は平でやや小ぶりでナンシー・マカロン同様表面にひび割れがあります。
土地柄ソンテーヌという甘口のワインを入れ湯煎で温めて作るマカロンです。
・マカロン・ド・サンジャン・ド・リュズ
サンジャン=ド=リュズ地方で作られているマカロンで表面はさっくり、中はしっとりとしています。
1660年に太陽王ルイ14世とマリー・テレーズの結婚式の際に菓子屋「メゾン・アダム」が贈ったマカロンです。
あまりの美味しさにご褒美としてクリスタルと金で装飾されたロザリオを褒美として渡したそうです。
今でも「アダム」は同じ場所にあり、伝統を守り続けています。
ざっと6種類ですが、私もマカロンと言って最初に思い出すのは「マカロン・パリジェンヌ」でしたがこんなにも種類があり、こんなにも違うのかとびっくりしました。
調べてみたらまだまだありそうですね!!
■マカロナージュ
みなさんマカロナージュって知っていますか??
マカロンを作る中で一番大事な工程なんですよ。
マカロナージュとはマカロンを焼いたときに膨らみすぎないように卵白の泡を潰す事で、つぶし過ぎてしまうと、薄っぺらくなりピエが少なくなってしまうのでとても難しいんですよ。フランスでもマカロンが焼けてやっと一人前のパティシエと言われるくらい難しいです。
みなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか?
https://youtu.be/BB80YzcRDRI
■お取り寄せスイーツ
マカロン もりん至高のマカロン20個入り 価格:3240円(税込、送料無料) (2016/9/23時点)
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【ピエール・エルメ・パリ】マカロン10個詰合わせ 価格:3780円(税込、送料別) (2016/9/23時点)
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うんちくを語るには | わらび餅
つるんと美味しく、夏に食べたくなる「わらび餅」。
そんなわらび餅の名前の由来、わらびこの秘密、歴史をご紹介します。
■なぜ「わらび」餅と呼ばれるのか?
山菜のワラビの面影もないのに「わらび餅」と呼ばれています。なぜわらび餅と呼ばれるのでしょうか。
実はわらび餅を作るときに使用されるわらび粉、このわらび粉はワラビの根っこから作られているからです。わらびの根を冬の寒い時期に掘り起こして、叩いて、ほぐして、冷たい水で何度も洗ってデンプンを取り出します。そのデンプンを乾燥させるとわらび粉の出来上がりです。このわらび粉はワラビの根10kgに対して、たったの70gしか採れません。
さらにわらび粉は「並」「極上」「究極」の3段階のランクに分かれており、「究極」は年間200kgしか採れません。
このようにわらび餅はかなりの手間暇をかけて作られています。
■わらび粉の秘密
わらび餅は上にも書いたようにかなり手間暇かけて作られています。しかしここにわらび粉の秘密があります。じつは巷で売られているわらび餅はわらび粉100%のものはほとんどありません。
現在よく目にしているわらび餅にはわらび粉だけでなく、さつまいもやタピオカなどから採取されたデンプンやくず粉が混ざっています。
では、わらび粉100%のわらび餅はどのようなものかというと、色は少し黒っぽく、弾力もかなりあり、冷蔵庫に入れてしまうと弾力が落ちてしまうので冷蔵もできません。
しかし100%のわらび粉を使用していないからといって美味しくないわけではありません。見た目や味を考えて、あえて他のものを混ぜているお店もあります。
■実はあの天皇の大好物だった
わらび餅は平安時代に天皇に即位した醍醐天皇の大好物だったそうです。醍醐天皇はわらび餅を愛しすぎてしまいわらび餅に「太夫」の位まで与えました。
鎌倉時代には現在のようなわらび餅になり、室町時代には茶道が盛んになり、点心としてわらび餅が出されるようになりました。
現在のようにくず粉を混ぜたものになったのは江戸時代になってからです。
私もわらび餅は大好きですが、位を与えてしまうほど好きだったとは醍醐天皇も相当わらび餅が好きだったみたいですね。
■お取り寄せスイーツ
楽天で人気のわらびもちをご紹介します。
本わらび餅「極み」 価格:1,728円(税込、送料別) |
本わらび餅 価格:1,301円(税込、送料別) |