うんちくを語るには | わらび餅

つるんと美味しく、夏に食べたくなる「わらび餅」
そんなわらび餅の名前の由来、わらびこの秘密、歴史をご紹介します。

■なぜ「わらび」餅と呼ばれるのか?

山菜のワラビの面影もないのに「わらび餅」と呼ばれています。なぜわらび餅と呼ばれるのでしょうか。
実はわらび餅を作るときに使用されるわらび粉、このわらび粉はワラビの根っこから作られているからです。わらびの根を冬の寒い時期に掘り起こして、叩いて、ほぐして、冷たい水で何度も洗ってデンプンを取り出します。そのデンプンを乾燥させるとわらび粉の出来上がりです。このわらび粉はワラビの根10kgに対して、たったの70gしか採れません。
さらにわらび粉は「並」「極上」「究極」の3段階のランクに分かれており、「究極」は年間200kgしか採れません。
このようにわらび餅はかなりの手間暇をかけて作られています。

■わらび粉の秘密

わらび餅は上にも書いたようにかなり手間暇かけて作られています。しかしここにわらび粉の秘密があります。じつは巷で売られているわらび餅はわらび粉100%のものはほとんどありません。
現在よく目にしているわらび餅にはわらび粉だけでなく、さつまいもやタピオカなどから採取されたデンプンやくず粉が混ざっています。
では、わらび粉100%のわらび餅はどのようなものかというと、色は少し黒っぽく、弾力もかなりあり、冷蔵庫に入れてしまうと弾力が落ちてしまうので冷蔵もできません。
しかし100%のわらび粉を使用していないからといって美味しくないわけではありません。見た目や味を考えて、あえて他のものを混ぜているお店もあります。

■実はあの天皇の大好物だった

わらび餅は平安時代天皇に即位した醍醐天皇の大好物だったそうです。醍醐天皇はわらび餅を愛しすぎてしまいわらび餅に「太夫」の位まで与えました。
鎌倉時代には現在のようなわらび餅になり、室町時代には茶道が盛んになり、点心としてわらび餅が出されるようになりました。
現在のようにくず粉を混ぜたものになったのは江戸時代になってからです。
私もわらび餅は大好きですが、位を与えてしまうほど好きだったとは醍醐天皇も相当わらび餅が好きだったみたいですね。

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